
朝食を週5くらいで抜いています、たいぺいです。
今回はファスティングについて紹介したいと思います。
ファスティングとは簡単にいうと、断食のことです。
ファスティングをすると、身体に良い効果が現れることが様々な研究で明らかになっています。
今回は以下の2点を解説していきたいと思います。
ファスティングで働くAMPKについて
ファスティングの効果
ファスティングとは
ファスティングは割と、広まっている言葉かと思いますが
ファスティングとは断食のことです。
断食というと、何も食べず、口にして良いのは水だけと想像するかも知れませんが、食事は摂ってもいいのです。
ファスティングと一言で言っても様々な方法があります。
明確な定義はありませんが、一定時間空腹時間を作ることがファスティングです。
ファスティングで働くAMPKについて
ファスティングをするとAMPKというものが活性化します。
AMPKとは
細胞/生理学的レベルの代謝ストレスに応答してエネルギーバランス(エネルギー恒常性)を維持・回復する役割を果たします。
簡単に言うと「エネルギーセンサー」のようなもので
身体に必要なエネルギーが無くなると活動を始め、身体を効率よく使うように命令を出してくれる酵素の1種です。
エネルギーを効率よく使えるようになれば、細胞が本来の働きを取り戻すため、健康促進効果があります。
AMPKは健康促進効果あり
最近の研究結果で、AMPKの活性化が健康寿命の延長に繋がるメカニズムが分かってきていますし、
糖尿病や肥満を治療ターゲットの候補として研究が進められてきています。
アンチエイジング研究を行っている、カイ・カルニランタは
「エネルギー効率を改善できると、ストレスに強くなり、細胞の働きもアップする。そうすれば健康寿命の改善や延長効果が得られるだろう。多くの実験でも、AMPKの増加による寿命の延長が確認されている」
と述べています。
例えるなら、AMPKが働いている状態は、期末テスト数日前に勉強していないことを悟って、短い時間で点数を上げられるように、慌てて勉強の合理化を考え実行しているような状態でしょうか。
その前まではだらけていたのに、急にスイッチが入り効率重視で動き出すようなことに似ているかと思います。
細胞が若返るファスティングの効果

ファスティングの効果というとダイエットを思い浮かべるかも知れませんが、体重が減るのは副産物と考えています。
アメリカ国立老化研究所の研究チームも
「ファスティングには体重を減らす以上の効果がある」と指摘しています。
〈ファスティングで得られる効果〉
- 体内の炎症を和らげる
- 免疫システムを整える
- ダメージを受けた細胞を修復する
- 脳の情報処理スピードをアップさせる
ファスティングは空腹状態にし、身体に軽度の苦痛を与えて、AMPKを活性化させている状態です。
身体に合わないなと感じた場合は無理しないようにしましょう。
- BMIが18以下の方
- 糖尿気味な方
にはファスティングはおすすめできません、
痩せ型の方は、さらに体重を減らしてしまう恐れがあります。
糖尿病の方はインスリンなどの薬との兼ね合いがありますので、主治医と相談した方が良いでしょう。
おわりに
今回はファスティングの効果について解説しました。
ファスティングは様々な良い効果がありますが、名前だけ一人歩きしてしまい間違ったファスティングの方法を行う人が増えてしまうのではないか心配しています。
科学的根拠を出しているファスティング方法がいくつかありますので、
次回はファスティングの方法を三段階に分けて解説していきます。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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