【理学療法士目線でお伝え】太る事によるデメリット5選

身体のこと

太るデメリット5選!!人から見下される、汗をかく、見た目が悪くなる・・・そのあたりは皆さん知っていますよね

今回は理学療法士の目線で太ることによるデメリットをお伝えしたいと思います 病院で働いているからこそ伝えられるリアルを書いていきたいと思います

いわゆる肥満の事ですが今肥満体型では無い人も、是非知って欲しい知識です

身体への負担がかかり関節に痛みが

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5kg太るとそのまま5kgの負担がかかると思いますか?それは違います

膝への負担は体重が1キロ増えると、平地で歩く場合は2~4倍、階段の昇降で6~7倍の負荷が膝にかかると言われています(参照:Aaboe J, 2011)

5kg太ると10~20kg 階段では30~35kgの負担が膝にかかります

膝が悲鳴をあげてしまいますね、確実に膝や腰への痛みに繋がります

自分の膝にかかる負担ですから、この数字を見ると気をつけなければと思いますよね

歩くスピードが遅くなる

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これは主に変形性膝関節症の患者さんで太っている方に見られることですが

太っていると、先ほど述べた関節への負担から分かるように 確実に痛みが出てきます

人は痛みがあると痛みを避けるように歩くようになります

太っている方は痩せている方に比べると歩幅を狭めて、歩くスピードをゆっくりにします

なるべく筋力を使わないようにして膝への負担を減らしています

つまり、無意識に膝や足への負担を軽減させて痛みを避けているという訳です

太る→痛い→痛みを避ける→筋力低下→さらに痛みが悪化

悪循環を生じます

糖尿病になり、悪化すると指や足を切断することに

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太る原因に食べ物の過剰摂取と運動不足があります

太ってる方は確実に食べ過ぎ、動かなさすぎて太っています

糖尿病の中でも2型糖尿病というものにかかってしまいます

糖尿病は治ることの無い病気です 病院で治療したとしても寛解という状態になります

寛解とは完治はしないけど再び悪化をする可能性があるということです

糖尿病になるまで食べ過ぎてしまった方は、病院で治療し寛解の状態に持ち込んでも

何年後かに悪化して病院に戻ってくる方がいます

糖尿病が悪化すると、足の指などが壊死してきます 細胞が死んでいくということです

ショッキングですがそうなってしまうと壊死した部位を切断するという事になります

そこまで悪化しないにしても、糖尿病になると美味しい物を安心して食べることが出来なくなります

個人差があるのでここまで食べて良いですよというのが言えません

糖質の少ない食事を毎日食べ続けるという選択肢しか無くなってしまうのです

自分の身体だから良いんだ、俺は美味いものを食べる!という方もいると思いますが確実に糖尿病が悪化する未来が見えています

脳梗塞などの血管病変を引き起こす

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高血圧発症リスクの約7 割が肥満と考えられています

引用:肥満を合併する高血圧

つまり太ると血圧が上がります

血圧が上がった状態が長期間続くと、血管がボロボロになります

そうなると脳梗塞心筋梗塞などの病気にかかります

脳梗塞は頭の血管が詰まる病気ですが、脳に血液が運ばれなくなり脳の組織が壊れます

脳から命令が出なくなることで、身体の半分が動かなくなる片麻痺 喋ることが出来なくなったり、人の言葉が理解できなくなる失語症という症状が出ます リハビリで改善はしますがその症状は残ってしまうことがあります

心筋梗塞は心臓の血管が詰まる病気です

こちらは心臓の組織が壊れることで、最悪の場合死に至ります

医療費がかかる

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おもしろい研究があります

BMI 別に比べると、医療費が最も低かったのは、BMI が 21.0-22.9 のグループでした。このグループに比べて、過体重グループ(25.0-29.9)では 9.8%、肥満グループ(30 以上)では 22.3%の医療費上昇がみられました

参照:肥満と医療費との関連

太ると医療費が高くなります、月で約5.000~6.000円ほどです 1年で72.000円

太っている方は生活習慣が乱れている可能性が高いためこのような結果がでています

生活習慣に気をつけることで、医療費の削減にも繋がります

おわりに

ショッキングな内容であったかも知れませんが、僕も実際に目にしている病気です 決して人ごとではありません

太ることによる悪循環は、普段の生活で意識することで予防出来ることです

正しい知識を持って体重をコントロールしていってほしいと思います

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