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育児の合間に映画を見させていただいています。
赤ちゃんを抱っこしてあやす時間、寝ついたけどまだベッドに置けない10分。そんな時にちょろっと見れるのが映画やアニメ。
おすすめは字幕で見ることです。字幕があれば音量を小さくしても、ストーリーが入ってきます。
本当は個室で爆音で聴きたいですが。仕方ありません。
9人の翻訳家 囚われたベストセラー あらすじ
こちらがあらすじです。
世界的ベストセラー3部作『デダリュス 死にたくなかった男』の完結編が世界同時出版されることになる。そこで出版社は、機密保持のため9ヵ国から各言語の翻訳家をフランスのとある豪邸に集めて監視し、作業にあたらせる。しかし完全に隔離された状況下にもかかわらず、原稿が流出する事件が発生。出版社の社長のもとには脅迫メールが届く。そこで社長は、翻訳者の中に犯人がいると踏んで、犯人探しに乗り出す。
私はタイトルにまず惹かれ、それを選択した時にこの下の映像が出てきて、「みたい!」と思わされてしまいました。

気づいた時には、再生ボタンを押していました。
結果的に見てよかったなと思いました。
小説インフェルノの翻訳作業で実際にあった話
まず、この映画の元になった出来事があるそうで、
2013年のダン・ブラウンの小説『インフェルノ』の発売に際し、複数の翻訳者が原稿漏洩を防ぐために出版社の高セキュリティ室(地下の作業室)に集められ、外部との接触制限や厳重な管理のもとで翻訳されたというエピソードが海外メディアで取り上げられたことがあるそうです。
出版業界の裏話てきな感じで、事件になったわけではないようです。
事実は小説より奇なり
といった感じでしょうか。
実際に
最初は異様な環境でも「“遊び場”のような雰囲気になっていった」と語っており、チームでの共同作業や集中した環境を珍しい経験として楽しんでいた
と言うポジティブな意見や
「出版社のやり方は行き過ぎていると感じた」
「(流出防止という目的よりむしろ)PR的なショー的要素が強いと思う」
「翻訳者として尊重されているとは感じられなかった」
「今後ダン・ブラウン作品の翻訳はしたくない」
といったネガティブな意見があったようです。
このネガティブな意見から着想を得て映画化したのでしょうか。面白いです。
感想 ネタバレ含む
面白かったポイントを発表していきます。
私は小説をそこまで崇高しているわけではないですし、最近は小説を読むのも1年に2冊くらいになってしまいました。
そんな超ライトな、もはや小説好きと言っていいのかわからない状態ですがストーリーは楽しめました。
所々で、映画内で出てくる『デダリュス』という小説内のセリフを引用して会話に盛り込んだり
9人も翻訳家が集まっているので、キャラクターの心情などの解釈に違いがあったりと
なんだか体がむず痒くなるような描写も多少ありましたが、そこまで気にせず最後まで見切れます。
エリック捕まってたの!?
映画のストーリーとしては、9人の翻訳家がフランスの豪邸の地下に連れて行かれ、
その豪邸では、衣食住の心配はなし。むしろ快適そう。
仕事以外の時間では、酒も飲めるしボーリングもできる。
最高の生活。
その合間で、少し未来の描写が出てきて
エリックが何者かに問い詰めているシーンが差し込まれ、何か起きるんだなとワクワクしながら見進められます。
最初はエリックが誰かを尋問していると思いますが
刑務所に収容されているエリックに誰かが会いにきていることが途中でわかり、これが良かった。
あんたたち、ここにくる前から手を組んでたの!?
携帯を取り上げられ、ネットの環境もない、外にも出られず監視されているこの環境でどうして小説が流出しているか?
が見ている人の推理ポイントになると思うのですが
各国の翻訳家が、地下に連れてこられた日に初めて会ったと思い込んでいた私ですが
実はその前から手を組んでいて、そしてエリックの持っていた小説を盗み
途中コナンくんが見られます。
その小説を自動でメール送信していたと。
そして、その種明かしがされたシーンの後に
手を組んでいた人たちが実は仲良さそうにしていたよね
というシーンがポコポコ出てきます。
ヒントが沢山あったのに気づかなかったのかい?と言われたような気がしまして
それもまた良かったです。
私は、そもそも映画を推理しながら・予測しながら作品を見ていないので、全てのトリックに驚かされます。
何回どんでん返すんですか
翻訳家たちが手を組んで小説を盗んだと思っていましたが実はアレックスは盗んでいなかった!?
え!?どういうことですか?と思っていたら
翻訳家の1人アレックスが実は『デダリュス』の作者で、本物の作者だと思っていたお爺さんが実は代わりに書いている事にしていただけだったと言うことがわかり、
そりゃ流出してしまいますなと。
小説流出事件の本当の目的が、お金目的だと思って見ていたら
作者に会いたいからだったのね
なるほどねと思っていた私の脳みそですが
実はおじいちゃんがエリックに殺害されていて。
その殺人の方の供述を得るために、エリックを挑発していたのだったのです。
ローズマリーの英断
このストーリーの大きな分岐点になりうるであろう、ローズマリーの裏切り。
アレックスの家を突き止めたローズマリーがなぜエリックを裏切ったかというと
ローズマリーがエリックに叱咜されているような写真が1枚机の上に乗っていた。ただそれだけです。
ローズマリーを説得するのに特に言葉は必要なかったようです。
写真で自分の現状を客観視したローズマリーは小説流出を止める権利がありましたが、それをしませんでした。
横暴な態度取っていたらいつか見くびられるよなぁと思いました。
ローズマリーがそこで大きな決断をできる人だったからアレックスの計画が上手く行った事になります。
ローズマリーが家にたどり着くことまで予測していたアレックスさすがです。
まとめ
出版元の会社、というかエリックの暴走により文学の、翻訳家の自由を奪われ、
その閉鎖された環境から行われるエリックの犯罪的な行為に胸糞悪くなりながら見進めると
文学を信じるアレックスの制裁が与えられ
すっきりするストーリーでした。
一つ心に残るとしたらエレーヌと言う小説家になりたかったおばさん。
家族を持ってしまったために小説が書けなくなり。
やっとできた1人の時間に書き進めた小説をエリックに見つかり、面白くないと言われ、燃やされ。
しまいには暗がりの中で自殺してしまい。
アレックスに「仕方なかった」と言われ。
ストーリーに大きく関わることもなく、ただ亡くなってしまったエレーヌか不憫だなと思いました。
家族を持つことや、自分の才能の無さに壁にぶち当たってしまう苦悩などをあのキャラで描きたかったのでしょうか。
ダリオが包丁を持って暴走仕掛けたと言う点では、一役買っていたかもしれません。
『あなたは、この結末を誤訳する』
というキャッチコピーのまま
しっかり誤訳しました。
いい映画でした。



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