0歳と3歳の娘を育ててます。2児の父のたいぺいです。
整形と脳卒中のリハビリを行なっています。文献を読むことが職業柄よくあるので、ネットで自分なりに調べてみました。
そして、私が子供とどのように接しているかを書いていきます。
3歳児発達のマイルストーン
マイルストーンとは乳幼児が成長する過程で到達する能力の目安です。
MSDマニュアルの家庭版によると以下のようになっています。
- 歩行が成熟する
- 三輪車に乗れる
- 片方の手をもう片方より好んで使う
- 円を真似して描く
- ボタンかけと紐結び以外は自分でうまく服を着る
- 10まで数え複数形を使う
- 少なくとも3つの色がわかる
- 絶えず質問する
- 自分で上手に食べる
- 自分で排尿・排便ができる(小児の約半数)
大体達成していますが、うちの子は屋内でも屋外でもよく転びます。何もないところでも転びます。本当に心配で心配で、リハビリ職ということがまたよくない方向に働いています。
リハは基本的に、患者を転倒させないように予測して動くのでこれを子供にもしてしまいます。それも過度すぎるほど過度に。子供が怪我するところは見たくないという気持ちと、抑制しすぎると子供の身体的な発達に悪いなという気持ちが戦っています。
歩行が成熟するとは?
ではマイルストーンの1番上に書いた、歩行が成熟するとはどういうことでしょうか?
具体的には、歩行が成熟するということは、大人に近い歩行パターンが概ね揃うことを指します。
赤ちゃんはハイガードと言って、両手を上に上げて歩きますがそれが消失して、自然に腕を振れるようになります。
また、かかとから接地できるようになり歩幅が広がります。
つまり歩行スピードが速くなってくるということです。
ただ成熟すると言っても完全に大人と同じではありません。完全に成熟するのは7歳以降です。大人は早く歩ければその分バランスが良いとされていますが、
Bojie Houらによると、3歳児は歩行に置いて複雑な多間接協調を用いているものの、その戦略が未熟であるため不安定性が生じているとされていて、4歳になると、股関節と膝関節の協調に顕著な変化が見られ、代償的な戦略への依存からより統合的な関節制御への移行が見られるとされています。
つまり、大人みたいに歩けるように見えますが、色々な筋肉や関節の動きで代償しているので、転んでしまう可能性は高いということです。
でもこれを危険な場面を予測してダメダメ言ってしまうと、その経験ができなくなってしまうので結局成長を妨げてしまう結果になると思います。
この時期には神経系が発達してくる時期ですので、どんどん動かしてあげるといいです。
3歳はプレゴールデンエイジ
9歳以降はゴールデンエイジと言って、身体機能が一気に向上してくる時期です。この時期が運動を身につけることに最適な時期で、一生に1度しかない大切な時期です。
そして3歳〜9歳まではプレ・ゴールデンエイジと言って神経系が急速に発達する時期と言われています。
この3歳からのプレ・ゴールデンエイジでの準備で多種多様な動かし方を経験することが重要なのです。
先ほど述べたように、足と体幹を協調的に動かすような、スクワット運動やジャンプ運動、片脚立ちなどのバランス運動。
外歩きや外走りで屋外での環境に適応していくことで、足と体幹、体全体を協調的に動かせるようになっていくのです。
子供は3歳の時からこれを親が意識できるかできないか、子供の成長に大きな違いを生みます。
3歳で歩行を成熟させるために行った方がいいこと4選
1. バランス遊びをたくさん入れる
3歳前後は、支持基底が狭くなり、片脚支持時間が延びていく時期なので、バランス系の遊びが歩行成熟を後押しします。
- 例:
- ねらい:体幹と股関節周囲の安定化、片脚支持の安定性向上、ステップ幅の適正化など。成熟歩行で必要な「狭い支持基底でも転ばない」能力を遊びの中で養います。
2. 脚・体幹をしっかり使う全身運動
歩幅・歩行速度・推進力を高めるには、下肢と体幹の筋力と協調性が重要で、PT文献でもスクワットやステップ遊びなどが推奨されています。
- 例:
- ねらい:
- 股・膝関節の屈伸を使った推進力の獲得、体幹の安定、着地時の衝撃吸収など、成熟した歩行パターンの基盤となる運動要素を強化します。
3. 足裏の感覚と「かかと着地」を意識できる遊び
成熟した歩行パターンでは、かかと接地と足裏全体のロールオーバーが特徴で、足部の筋力・感覚入力が重要です。
- 例:
- 裸足でさまざまな床・芝・砂などの上を歩く「感覚探検」:足裏の感覚入力を増やし、接地の仕方を学習させます。
- かかと歩き・つま先歩きゲーム:かかと歩きはヒールコンタクトの練習、つま先歩きはふくらはぎストレッチ後の遊びとして短時間に留める。
- 線やタイル1枚ずつを「かかとから踏んで歩こう」など、かかと接地を遊びのルールにする。
- ねらい:
- 足関節周囲の筋力・柔軟性と、足底感覚の強化により、「つま先立ち・べた足」から「かかとからつま先へ」のロールオーバーを促します。
4. 外遊び・多様な環境でたっぷり動く
総説でも、幼児期の運動発達には「多様な環境での反復経験」が重要とされ、屋外遊びはバランス・筋力・協調性の自然なトレーニングになります。
- 例:
- ねらい:
- 路面や環境が変化する中での歩行は、姿勢制御やステップ調整能力の発達を促し、「成人様だがまだ不安定」な3歳歩行をより安定させます。
理学療法士の私がしていること
先ほど述べたように、3歳からの運動が大切です。正しい歩行の方法、協調的な運動のやり方、より安全に体を動かす方法、力の入れ方、タイミング。全て熟知していると言っても過言ではない理学療法士の私が家で何をしているかというと。
おままごとです。
うちの娘はおままごとが大好きなのです。ゴールデンエイジも何もありません。座って人形を動かしたり、アンパンマンレジスターで遊んだり、病院ごっこをしたりしています。
うちの家の床は無垢床なのでやや滑ります。うちの子供は何もないところでも転びます。
そんな子を、外で走らせたりなんかできるわけがありません。
おままごとは大抵娘の指示の元に行われます。
「パパ、そこで転んで」
わかった、ゴツン!
「イタタタ」
「パパ、病院にきて」
「お膝をぶつけて痛いんです」と私は言います。
そうすると娘は「あ、お腹の風邪ですねぇ〜」「お薬出しておきますね」
どのくらいの頻度で使って、どこに使って、何に効くのか説明のない薬を渡されるのです。でもパパはそれをもらうのが嬉しいのです。
お腹が痛いと言って受診したら、お腹の痛みは帰ってくださいと厳しくされることもあります。
それが楽しいのです。
運動に大切な時期というのは分かっていますが、ある程度でいいと思いますよ。
屋外(歩道とか)を走らせるのはすごく見ていて怖いので
公園まで手を繋いで歩いて行って、公園の中は思い切り走らせたり、遊具は色々なものをチャレンジさせたり、
冬時期は寒いので、一緒にお店まで散歩したり、室内で遊べるところを探して思い切り遊ばせたりしています。
このくらいでいいと思います。楽しく、本人の好きなことをしながら成長していって欲しいなと思います。
その手助けを出来ればいいなと親としては思います。
外を一緒に散歩した時の1枚です。
坂道を歩かせようとしたら抱っことせがまれて、運動には自分で歩いた方がいいというのは分かっていますが、抱っこしちゃうバカ親です。




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