こんにちはたいぺいです。
今回はMEC食について紹介していきたいと思います。
医師の渡辺伸幸さんが考案した食事法です。
私もMEC食は、無理なく始められて良い食事法だと思います。
MEC食について
私がMEC食をおすすめする理由3点
30回咀嚼すること
卵は何個食べてもいい
脂質は積極的に取っていい
について書いていきます。
MEC食とは?
肉:Meet
卵:Eggs
チーズ:Cheese
3つの頭文字をとった食事法です。
MEC食のルール
1.30回噛む
2.肉・卵・チーズを食べればあとは制限が無い
この2つだけです。
30回噛む
1口につき30回噛むことがルールとなっています。
よく噛むことで人間本来の味覚を取り戻せるようです。
他にも、30回咀嚼することでこれらの効果が得られます。
- 胃腸の負担を和らげる
- 満腹感が得られ肥満防止に
- 脳の働きを活発に
- 唾液の酵素によりがん予防効果
食べるものに制限が無い
<1日に必要なMEC摂取量目安>
- 肉200g
- 卵3個
- チーズ120g
これが基本になります。
お腹がすいたら、MECの量を増やしても良いですし
炭水化物や糖質、野菜なども食べて大丈夫です。
特別な食材は必要ないので、手軽に始められそうですね。
MEC食について掘り下げる
MEC食について気になったところを解析していきたいと思います。
なんで30回!?
30回は理にかなっていると思います。
こんな研究がありました。
適正体重の人と
体重オーバーしている人の2つに分けて
1分間あたりの咀嚼回数を調べたところ
適正体重のグループの方が噛む回数が多かったのです。
回数を数えると咀嚼回数15回の体重オーバーグループのエネルギー摂取量が1番多かったのです。
つまり噛む回数が少ないと食べ物から余計なエネルギーを摂取してしまうということになります。
この調査ではもう一方のグループは50回の咀嚼をしていましたが
さすがに50回は時間がかかるのでMECルールの30回咀嚼が良い目安になるかと思います。
卵の量は適切!?
卵3つもたべていいの!?卵は1日1つ。コレステロールが上がるよ!
とはよく言われていましたがこれは間違いだったのです。
日本人の食事摂取基準2015で
コレステロールは肝臓で合成されるもので、食事コレステロール量は血中コレステロールと関係がないということが分かりました。
卵を食べても、動脈硬化、心筋梗塞と大きく関わりは無いと言うことが分かったのです。
日本人の食事摂取基準2020年でも
卵の摂取量に制限は無いと書かれています。
卵にはビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、リゾチーム、コリンが含まれており
【完全栄養食】とも言われています。
ただし、脂質異常症の持病を持っている人は卵の数は1日1個未満が良いと記載されていますので注意して下さい。
持病がなければ何個食べても大丈夫です。
脂質は食べよう
脂質に関しても太ってしまう、血液がドロドロになると思っている方もいると思いますが
脂肪は食事から摂取するのがいいのです。
日本人の食事摂取基準2020によると
栄養学的に重要な脂質は、脂肪酸、中性脂肪、リン脂質、糖脂質及びステロール類。
コレステロールはその大半が脂肪の中に存在します。
20~30%エネルギーの脂質を摂取することが目標量と書かれています。
コレステロールは人間の身体を作ります。ホルモンの材料でもあります。
その中でも必須脂肪酸であるn-6系、n-3系は体内で合成出来ません。
そのため、これらの必須脂肪酸は脂質から摂取することが推奨されています。
肉だけでなくバターも安全な脂質と言われています。
渡辺先生は脂質を沢山取るように推奨していますが
まずは20~30%を意識してみるのがいいのでは無いでしょうか。
MEC食を始めるには目的を決めよう
渡辺先生は予防医療の観点からMEC食を推奨しています。
ダイエットや美肌、筋肉をつけるなど様々な効果があります。
明確な目的をもって、継続的に続けられるようにしましょう。
まとめ
MEC食は予防医療の観点から考案された食事法です。
守ることは2点
- 1日最低でも肉200g、卵3個、チーズ120gを取ること。
- 30回咀嚼すること
これと合わせて
咀嚼回数の根拠
卵はいくつ食べてもいい
脂質、コレステロールは摂取するべき
ということについて掘り下げてみました。
MEC食は割と低いハードルですので、始めやすいと思います。
MEC以外の物も食べてOKなので、気長に続けられるのではないでしょうか?
毎日とはいかずとも、たまにMECを意識してみてみると健康に繋がるかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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